世田谷の図書館を考える会(2021)
世田谷区においては、現在、『第2次世田谷区立図書館ビジョン第2期行動計画』で図書館運営が行われています。さらに、『第3期行動計画(令和4年度〜5年度)』の素案が出されました。
学校図書館は平成27年9月から5年かけて、小学校61校(TRC)、中学校29校(リブネット)の全校が業務委託になりました。会としては、学校図書館の業務委託による運営の検証と評価を区に要望しています。
そして現在懸念されることは、区が公立図書館の民間活用をすすめていることであり、来年度は新たに2館に指定管理者制度が導入されます。
図書館ビジョンの学校図書館に対する支援と体制の確立の中に、「区立図書館と学校図書館司書等との定期的な交流会の開催等を検討し、情報交換や選書や授業に対するレファレンスなどを実施する体制の確立に努めます。」とありますが、丸投げでばらばらの民間事業者同士で本当に学校図書館を守り充実していかれるのか。
このような状況の中で、どうしたら、にこにことカウンターに直営の職員がいる状態に戻せるのかと、霧中です。
学校図書館を考える会 ねりま(2021)
会の活動ブログ(schoollibrary-nerima,cocolog-nifty.com/)
1日6時間 年間100日(週2日程度 ) 学校支援モデル事業としての指定管理図書館からの学校図書館支援員と、教育指導課業務委託の学校図書館管理員が2017年に全校配置された。
2017年度で学校支援モデル事業は終了となり、指定管理期間満了に伴い、学校図書館支援員の派遣はなくなり、学校図書館管理員が配置されることとなる。
今年度(2021年度)は、学校図書館管理員が65校、学校図書館支援員が33校に配置。
(教育指導課業務委託先はTRC。学校図書館支援員派遣の4館のうち3館もTRC )
来年度(2022年度)は学校図書館支援員がゼロになる予定。
<問題点>
・4月に学校図書館管理員が配置できない学校があった。
・同じ学校に継続して勤務しているが、身分が支援員から管理員になり
働き方に戸惑う。学校側も対応に戸惑う。
・1日6時間 週2日では時間が足りない。特に20学級以上の学校は足りない。
私たちは、練馬区の直雇用と年間200日を今後も要望していきたいと考えている。
専任司書がいる学校図書館を実現する会in杉並(2012年に解散)
くにたちの学校図書館を考える会
学校図書館を考える会・西東京
狛江の学校図書館を考える会(2019)
① 7月 パソコンのリースアップ及び学校図書館貸出等管理システム 探調との契約満了に伴い学校図書館のパソコン入替及び貸出等管理システムが変更された。(新システムは富士通 lib@school) システム変更に伴い・市内各校の蔵書がオンライン化された。それまでは、貸出返却用パソコン1台と事務用パソコン1台あったのが、貸出返却用1台のみとなる。(事務用は貸出返却用で兼ねる)。現場と新システム業者とはソフト面に関する打ち合わせが無かったため、運用後混乱が続いた。
② 2018年12月末日 市内小学校司書が1名退職。翌年5月連休明けまで担当者不在状態が続いた。市内某小学校においては、学校司書が目まぐるしく変わる状況が続いている。
③ 学校図書館活用ノート 本の森 改訂作業開始。活用ノート作成からほぼ10年が経過した。教育課程の変化に対応した内容への見直し、改訂作業を令和元年行うことが決定した。
付記:市内各学校図書館において週5日開館へのニーズが高まっており、それに対応した学校司書勤務条件の向上が急務となっている。
課題 ・市内においても小中学校、また小学校間でも児童・生徒数、クラス数が大きく異なっているのにも関わらずこれに対応する勤務時間の確保は無く、または定期的人事異動が全くなされていない。 ・特に小学校司書の勤務条件は激務である。勤務時間数以上のクラス数を抱える学校もある。様々な場面で司書の個人的努力に支えられている学校図書館の在り方はいかがなものか。
・近い将来、続々と退職者が出ることは周知の事実である。早急に今まで培われてきた狛江市学校図書館のレベルを維持・向上できる学校司書を採用できる待遇また、学校図書館活動を支援する部署の設置が求められる。
多摩市学校図書館を育てる会(2021)
会計年度任用職員制度の影響について
多摩市の会計年度任用職員は、専門スタッフ(専門的知見に基づく業務)と補助スタッフ(常勤職員が行う業務の補助的な業務)の2種類あり、学校図書館司書は補助スタッフに区分された。
勤務条件等は以前とほぼ同じで、1校専任、有資格者、年間勤務日数は学校規模により年193時間~203時間。研修は司書教諭との合同1回、司書だけ3回。社会保険は該当するものは加入。
府中・学校図書館を考える会(2019)
府中市の小中学校図書館は、学校図書館指導補助員として各校にはいちされて16年を経過した。再任用可能年数が2年であったが、6年前より「規定なし」になり、職名も「学校司書」と正式名称になり、改善された面もあるが、採用の仕方(他の補助講師との関係)や研修・報酬等にはまだ改善が必要である。毎年教育委員会には要望書を亭主しているが、今後も続けていくことが必要である。
現在、市では今後の小中学校の校舎改築に伴い、どのような学校図書館を作っていくかということで検討が始まっている。育てる会としても先進的な学校の図書館を参考に、子供達にとってどんな学校図書館が必要かという観点で写真等も添えて要望書を提出している。
町田の学校図書館を考える会
日野の学校図書館をもっとよくする会(2021)
日野市では学校司書3名配置から、3年目に入りました。年次計画的に増員配置するといっていたのに、あれから動きはストップです。要望書を出しましたが、ほとんど意味が分かっていないのではないかと思われる回答が返ってきました。研修もコロナにかこつけて行われておらず、IT教育に重点がおかれているといった状況です。
昨年度より勤務時間が少しばかり伸びて、一定の前進とみるべきかとは思いますが当事者としては複雑な思いもあるようです。
希望を失わず、これからも申し入れをしていきたいと思っています。
八王子の学校図書館を育てる会(2019)
市内108小中学校に4校兼務の学校司書が27名。1校につき週1日、8:15〜16:45勤務しています。地域や学校規模により学校図書館の活用状況に差があり、その調査を始めています。一斉に人数を湯靖子とは困難ですが、活発な活用のあるところに手厚くできなかと市民として要望をしているところです。
今年度ようやく学校図書館システムが稼働、現場ではスムーズな運用に向けての取り組みに追われているようです。27名の学校司書をサポートすr体制として、学校図書館サポートセンターがあり、5名のスタッフがいます。私立図書館との連携や各種研修の企画運営、システム関連のサポートなど1人職場の学校司書と連絡を取り合っています。
一校専任で、専門・正規の学校司書をと願って活動をしていますが、雇用形態に不安もあり(会計年度任用職員制度)今後の要望の内容を考えるにあたり、法的裏づけなど学ぶ必要を感じています。