学校図書館を考える会・静岡(2018)

  

 20171110日、静岡市教委に「学校司書の待遇改善」と「学校図書館の総合計画策定」を中心とした要望書提出した。1227日に教育長と面談し、静岡市教委からは教育長他5名、考える会からは4名が出席した。 

 

教育長との懇談では、考える会から以下の意見を述べた。

 

・年ごとの配置校の拡大や5年の雇用止めが改善に感謝している。一方で学校司書103中有資格者が約3割では少なすぎる。まずは、司書資格者の採用を念頭に有資格者の割合を増やし、さらに学校司書のパート待遇を市立図書館非常勤職員のように有資格、嘱託までにはして頂きたい。

 

・学校司書配置から20年経過したが学校によって実践の格差があり、情報共有のための学校図書館支援センターが必須である。

 

・学校図書館の電算化をすすめ、ネットワークを構築し、学校図書館間の資料の貸借が円滑にできるように物流を整備して頂きたい。

 

・学校司書は、日々の業務の中で迷うことがたくさんある。選書、分類、レファレンスなど、専門的なアドバイスは各学校では解決しない。現在は司書の仲間に問い合わせたり自主研修の場に持ち寄ってしのいでいるが、そういったことを集約し広めていく役目を持つ支援センターは是非ほしい。

 

 

 

次に学校教育課から要望書の回答を伺った。

 

そのなかで、2017年度から学校図書館支援センターを設置し指導主事と学校経営支援

員の2名体制(いずれも兼任)で活動していること、研修会の充実を目指し現場を回り

意見を聞いていること、手引きの冊子「学校司書の仕事」を作成し研修会で配布したこ

とが伝えられた。

 

現在、資格要件が問われていない学校司書の専門性については、「(5年の雇用止めの

改善により)意欲や能力のある方々に働きやすい環境になり、専門性が高めていけるの

ではないかと思われる。」との回答であった。

 

参加者から「教育委員会も予算や人員に余裕がない中、これまでの私たちの要望書を理

解し工夫してこられたという印象を持ちました。今後担当者が代わっても私たちと同じ

方向を見て積極的前進に尽力して下さるよう望みます」との感想が聞かれた。

豊中図書館の未来を考える会(2017) 

 

「豊中図書館の未来を考える会」では以下の概要の要望書を教育長に提出します。学校図書館の機能と環境の両面において、学校間格差を無くし豊中市のすべての子どもたちがどこの学校にいても、確かな学力が身につくよう以下の課題を解決してください。

1. 教育委員会は学校図書館の重要性と取り組む意欲を、全学校の管理職及び 

  市長部局に伝えてください。

2.学校司書の専門性が継続的に構築できるよう正規化に取り組んでくださ 

  い。

3. 学校図書館におけるメデイアリテラシー教育の充実にむけて支援を行って  

  ください。

<学校図書館法改正を受けてと思われる変化など>

   豊中市は今のところ影響を受けていませんが、大阪府、近畿圏では安易な人の配置が広がって学校図書館本来の機能が作りにくい状況です。いずれ影響が及んでくるのではないかと危機感をつのらせています。

 

学校図書館を育てる吹田市民の会(2018) 

 

 吹田市では、今年度から、読書活動支援者(臨時職員)が、小学校全36校で1校専任配置になりました。勤務時間は、9451630、週5日30時間です。中学校18校は、2校兼務(隔週勤務)です。勤務時間は、10301500、週520時間です。公募の資格要件は、「司書か、司書教諭の資格を持つ人」です。昨年度から、4月配置となり(それまでは5月だった)、1校専任が増えた成果か、11月時点で、一昨年同時期に比べて貸出冊数が74,000冊増えました(議会での答弁)。蔵書に関しては、学校図書館図書標準達成率100%をほぼ達成したことにより、資料費が減っています。

 

 当面の課題は、中学校の1校専任配置化、資料費増(新聞や雑誌の配備を含む)、研修増や読書活動支援者連絡会の開催など。夏休みや冬休みの間は勤務がなく、夏の1か月間は健康保険の切り替えなどの問題もあります。会計年度任用職員制度に移行することで、これらの問題が改善されることを願っています。

 

 

 考えよか志摩の図書館(2018) 

 

 志摩市の学校図書館に学校司書を配置の市長要望をした。市長面談の後、市教委が、三重県でもっとも進んだ活動をしている多気町の学校図書館を視察に行ったそうだ。                                多気町は町内小中学校7校すべてに、臨時職員だがフルタイムの学校司書を専任で配置している。各校に一人ずつ学校司書が配置されていることがどんなに素晴らしいかを見て、その結果、市教委は志摩市小中学校13校に、多気町と同様の配置を目指し13名の臨時学校司書を予算要望してくれた。しかし学校司書配置の必要性は理解を得ることが難しかったようで財政難を理由に最終的には3名に削減されてしまった。その結果、2018年3月末に3名が採用され、市内の小学校7校に、各校週2日(1校のみ3日)勤務する学校司書が配置された。一人で2校または3校の勤務形態。臨時的任用職員の待遇であり、長期休業中は勤務がなく、1年更新だが継続させていくとのことだった。今回採用された3人は司書資格を持ち 小学校図書館ボランティアや公共図書館司書の経験者もおり、たまたま3人とも会のメンバーとなった。市教委は次年度以降も予算要望を続けて、中学校への配置を目指すとのことだった。「考えよか志摩の図書館」では、2月11日に、市民や市議会議員を対象に、学校司書の役割や学校図書館への理解を広めようと学習会を開催した。「志摩の子どもと本をつなごう」というテーマで、27名の参加があった。 

 

      

本があって人がいる学校図書館を願う会・香川(2017) 

 

 運動を始めて21年目,毎夏開催していた「学校図書館を考えるつどい」は昨年の20回を機に一応終了。第20回の「つどい」の報告とこれまでを振り返った『報告集」を作成。年3回行っている市教委学校教育課との懇談後に報告を兼ねてニュースを発行。他に,「学校図書館訪問」・「学校司書の仕事」などの連載記事も。

 高松市は71の小中学校に62名の「学校図書館指導員」が配置され,専任は54校。毎年増員があったが,ここ2年は,足踏み状態。今年度は,蔵書達成率が100%になったことを理由に資料費も大幅に減額されてしまった。再三要請しているにもかかわらず,「学校司書」と言わず,「学校図書館指導員」という名称にこだわり続けている。 

 

学校図書館を考える会・丸亀(2017)

 

 

丸亀市立小中学校の学校司書の配置は、平成26年度から、市立全20校で1人1校専任になっている(島嶼部3校は1人が兼務)。子どもの登校日は全日 、17.5時間勤務。年間勤務日数の関係で長期休暇は開館できない日もある。 

 第3次『丸亀市子ども読書活動推進計画』の重点プロジェクトに「学校図書館の学習・情報センターとしての機能の充実」を掲げ、学校での学校図書館活用計画作成を推進している。 

 先生と学校司書が協働し、学校図書館を活用した授業実践の豊かさを広めていく必要がある。

 

学校図書館法改正を受けてと思われる変化など> 

 県内で学校司書を配置する自治体が増えた。県の学校司書派遣事業(4市8町の12の学校で2年間実施。1人1校専任。1日6時間、週5日)が今年度で終わる。来年度以降、各自治体独自で配置を継続できるよう願っている。

 

学校図書館を考える会・やまぐち(2017)

 

20135月発足。

 

 公立小・中学校の学校司書配置は、136町のうち未配置は1町のみとなった。しかし、配置された学校司書は全員非正規職員であり、1市を除き複数校を兼務している。雇用形態・職名・採用条件等からみて専門的な職務を果たすうえで課題が多い。

 

 県立学校は学校事務職員が学校図書館の職務を兼務しているが、県教委としては基本的にこの施策をすすめる方向性であり、問題である。

 

 当会では学習活動を続けるとともに、今年5月には「探究科」が設置されている県立高校図書館を見学した。これらの結果や県内の学校図書館の現状をふまえながら、今秋に県教委への要請活動を行う予定である。

 

 

 

私たちは、すべての学校図書館が整備され、充実し、豊かになることを願って活動しています。全国には、いまだにカギのかかった図書室や茶色く変色した本でうまった図書室もあります。専任・専門・正規の学校司書が働く図書館はまだまだほんのわずかにすぎません。

 

各地で活動する人たちが、あせらずゆっくり、お互いの運動の成果や課題を共有し、運動の輪を広げていかれることを願っています。

 

 

 

私たちは、すべての学校図書館が整備され、充実し、豊かになることを願って活動しています。全国には、いまだにカギのかかった図書室や茶色く変色した本でうまった図書室もあります。専任・専門・正規の学校司書が働く図書館はまだまだほんのわずかにすぎません。

 

各地で活動する人たちが、あせらずゆっくり、お互いの運動の成果や課題を共有し、運動の輪を広げていかれることを願っています。

 


 

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