学校図書館・虹の会・所沢(2024 )
学校司書配置は昨年と変わらず、中学校は全校(15校)に「学校司書」専任の配置。
小学校の「学校司書」は5校のみ1校一人の専任配置、26校は2校兼務の配置。
(専任、兼任とも週5日20時間勤務)
小学校1校のみ図書館からの非常勤職員配置(学校司書ではない)。
今後の目標として、2校兼務の小学校に1校一人の専任の「学校司書」の配置を目指して活動中。参加できる地域の催しに積極的に参加し、多くの市民に活動を知ってもらう。
学校現場での学校図書館を活用した授業の実践に繋げたい。
越谷市学校図書館を考える会(2024)
「越谷市学校図書館を考える会」は、越谷市内の小中学校の図書館など、図書館全般の充実を願い、学校図書館の充実のためには専任の司書の配置が不可欠であると考え、そのための活動を行なっています。定例会:毎月第3日曜日14:00~16:30 場所:ほっと越谷
2024年度:前年度2月2日、学校司書(会計年度任用職員)の募集。募集人数:若干名。 応募資格:司書、司書補もしくは司書教諭のいずれかの資格を有する方。学校司書1名増員、21名体制で44校(小学校29校、中学校15校)を担当。
今後は、市の予算でこの事業の計画的な継続拡大を要望します。次年度も継続が可能となるのはよかったです。全校に正規の司書の配置を要望します。各校週1、2日の勤務、1人の方が3校勤務ではなく、1校に毎日、フルタイムで勤務ができるように要望します。新学習指導要領の教科書に基づいた授業に対応するには、毎日勤務する必要があります。教科書では、本、読書、図書館、司書について、多く取り上げられています。専門的な研修が受けられるように要望します。
会計年度任用職員制度が導入されて、特に悪くなったことはないようです。2020年度までは組合の交渉で賃金(給料)が上がったが、2021年度からは自動的に上がることになりました。
学校図書館を考える会・横浜(2024)
コロナ禍で総会、世話人会、通信発行が止まったまま、再開できていない状況である。
横浜市では2013年10月に学校司書の配置が始まり、4年かけて小・中・特別支援学校約500校への配置が進められ、2016年4月に全校配置が完了した。2023年度で学校司書配置開始から10周年を迎えた。
勤務時間が少ないことや専門性の担保(有資格者の確保)、研修やサポート体制の充実など課題は多く、市民の会として状況を見守り、継続的に市当局に働きかけている。その結果2024年度より年間勤務時間数が1,015 時間から 1,020時間に増えた。
小さな一歩ではあるが、勤務時間増は10年間で初めてのことで、今後も粘り強く活動を続けていかねばと励まされる成果だった。
生きた学校図書館をめざす会・川崎(2024)
当会の「生きた学校図書館をめざす」という名称は、24年前に会が発足するきっかけと
なった広瀬恒子氏の講演の演題から頂いたものです。でも未だに「川崎市の学校図書館は、生き生きとしています」と言える状況ではありません。
小学校の学校司書の配置に15年間もかかり、中学校はまだ配置されていません。小学校の学校司書は、2年前から会計年度任用職員となりましたが、1回3時間、年間150回以内、資格も問われずという雇用条件です。
このような少ない時間では、授業支援など行うのは難しい状況です。議員や教育委員会とも年に1回話し合いをしていますが、なかなか進展しません。今年は、各地域の学校司書の声を紹介しながら、中学校の学校司書の配置の必要性を訴える予定です。
1回3時間150回以内の雇用では、会計年度任用職員といえども、賞与も出ていません。会計年度任用職員の中の格差を感じます。
平塚の図書館を考える会(2024)
神奈川県平塚市の学校図書館の担当部署は教職員課(任用)及び教育指導課(運営・研修)です。小学校28校、中学校15校、併せて43校には、2006年度から2012年度までの6年間で各学校1名ずつ学校司書が配置されました。
学校司書が各小中学校に配置されたことにより蔵書や貸し出し集計、利用者データ等がデータベース化され、運営しやすくなりました。また、学校図書館に人がいることにより、暖かい雰囲気ができ、児童・生徒にとって居心地の良い場所になっているそうです。
しかし、全小中学校に学校司書が配置されたのはよいのですが、勤務時間が年間91日で月9日勤務。1日5時間という短い時間の中で子どもたちへの図書館サービスや授業支援が十分にできるとはとても思えません。それに、7月と3月は5日勤務で8月は休みという勤務体制では、働く人にとって収入面で不安があります。担当課に勤務日数を増やせないか聞いてみましたが、検討していきたいということでした。
学校司書の研修等教育指導課(新任研修は教職員課)が担当しています。
学校図書館法が改正され、学校司書を配置されることになりました。また、国からは地方財政措置がされているとはいえ、それぞれの市町村での対応がさまざまです。児童が登校している間は、なるべく長く勤務してほしいです。学校司書同士の交流も大切だと感じています。
栃木子どもの本連絡会(2024)
2024年度の発行を目指している『学校図書館を考える・シリーズ18』に向けて準備を進めています。
『小学校での読書を考える会』水戸ネットワーク(2023)
水戸市の場合は学校司書配置ということではなく、中央図書館所属の会計年度任用職員9名と正規職員1名が、学校図書館支援員として小・中学校(47校)を巡回しています。
学校図書館支援事業は、蔵書のデータベース化が完了し、2024年度からは引き続き、学校図書館支援員の巡回をおこない、学校での読書相談、図書館オリエンテーションなどを実施し、学校の先生方と相談しながら、子どもたちの読書活動を推進する取組を実施していく予定です。
今後の課題としては、蔵書のデータベース化をすすめたので、学校がそのシステムをどのように活用し、子どもの読書活動につなげていくかというところだと思います。図書館としては、システムの活用方法や学校図書館の環境を整備しながら、子どもたちの読書活動推進に役立つような取り組みを学校に提案していきたいと思います。
北本市子ども文庫連絡会(2019)
従来週3日・1日5時間勤務だった学校司書の勤務時間が、この2年間は、週2日になりました。が、昨年2.5日に復活しました。今年度、市長が交代しましたので、期待しています。