文部科学省 「学校図書館の整備充実に関する調査研究協力者会会議の趣旨」
学校図書館は、学校教育に欠くことのできない基礎的な設備である。
近年では、読書活動の推進のために利活用されることに加え、調べ学習ÑE(Newspaper in Education)、また、国語や社会、美術等様々な授業で活用 されることにより、学校における言語活動や探究活動の場となり、「アクティヴ・ラーニング」を支援していく役割が期待される。
また学校図書館法の一部を改正する法律(平成26年法律第93号)において 専ら学校図書館の職務に従事する職員(以下「学校司書」という。)の専門 性を確保するため、その資格・養成の在り方等について検討を進めるととも に研修その他の必要な措置を講ずることとされている。
このような状況を踏まえ、有識者等の協力を得て、学校図書館の運営に係る基本的な視点や、学校司書資格・養成等の在り方に関して、関係者が共有するための一定の指針を得るため、学校図書館の整備充実に関する調査研究を行うこととする。
検討事項
1)学校図書館の運営に係る基本的な視点について
2)学校司書資格・養成等のあり方について
3)学校司書の職務のより一層の充実のための方策について
会議経過
第1回会議 2015年8月26日(水)「委員の紹介と論点案の公表」
第2回会議 2015年11月27日(金)「関係団体ヒヤリング」
第3回会議 2016年1月31日(日)「関係団体ヒヤリング・全国連絡会」
第4回会議 2016年3月10日(木)「関係団体ヒヤリンリング」
第5回会議 2016年5月26日(木)「図書資料の在り方に関する審議」
第1回作業部会 2016年6月19日(日)「学校司書の資格養成等に関する審議」
第6回会議 2016年6月28日(火)「学校図書館の運営の在り方に関する審議」
第2回作業部会 2016年7月16日(土)「学校司書の資格・養成に関する審議」
第3回作業部会 2016年8月2日(火)「学校司書の資格・養成に関する審議」
第7回会議 2016年8月30日(火)「作業部会の審議結果など」
第8回会議 2016年10月13日(木)「学校図書館の整備充実について」
10月20日(木)にガイドラインとなる「学校図書館の整備充実に関する審議のまとめ」が公表された。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/115/houkoku/1378458.htm
配付資料 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/115/shiryo/
今後、文科省により学校司書のモデル的な研修のプログラムも作成される予定
衆議院予算委員会分科会で、学校司書に関する審議がありました。
衆議院インターネット審議中継 2015年3月10日 (火) 予算委員会第四分科
笠浩史議員(民主党・無所属クラブ)
平成26年度学校図書館の現状に関する調査結果表
2年に1度実施している現状調査結果が、文部科学省から発表された。 平成26年5月現在の数値がまとめられたもの。調査結果の概要として、小中高校の各県別学校司書配置状況や各市町村別図書標準達成状況が、HPに掲載されている。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1358454.htm
新リーフレット「みんなで使おう!学校図書館」発行
文部科学省から、学校図書館の整備充実に係る基本的な考え方を紹介するリーフレットが発行された。
文部科学省HP http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1318154.htm
からダウンロードできる。
チームとしての学校・教職員の在り方に関する作業部会中間まとめを公表
中教審初中教育分科会の「チームとしての学校・教職員の在り方に関する作 業部会」は7月16日、中間まとめ「チームとしての学校の在り方と今後の改善方法について」を公表した。
この作業部会は、2014年7月に、下村文科相が「これからの学校教育を担う教職員やチームとしての学校の在り方について」を中教審に諮問し、それを受けて設置されていた。
中間報告のP20・P21に、学校司書の活用状況と成果と課題等をもとに(改善方法)が明記されている。