2020年の集会 ひらこう学校図書館は中止しています。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出ている現在、多くの方が全国から集う会を開催することに大きな危惧を感じたため、2020年7月11日(土)に日本図書館協会研修室で開催を予定しておりました第24回集会は中止としました。
「東京都公立小中学校図書館職員配置状況調査」は実施していません。
「活字の学びを考える懇談会」が発足
2020年6月11日に、「活字の学びを考える懇談会」が発足し、衆議院第2議員会館多目的会議室にて第1回会合が開催された。デジタル教科書の開発や児童・生徒1人1台のタブレット配布など「Society5.0」と呼ばれる社会に対応した施策が展開されている教育環境の変化をふまえ,
① IT(情報技術)への過度の依存を戒め、印刷メディアとのバランスのとれた学校教育を
実現すること。
② 子どもが生活圏で十分な読書機会の恵沢を享受できるよう環境整備を促進し、必要な
財政措置を講ずること―その他IT時代の教育政策に関する提言を行うことを
目的とし、「活字の学びを考える懇談会」が設置された。
第1回会合では、会長には阿刀田高氏、事務局長には肥田美代子氏、顧問には細田博之
衆議院議員、河村建夫衆議院議員、笠浩史衆議院議員の役員が選出された。
文字・活字文化推進機構HPには、「設立趣旨」「アピール」「委員名簿」が掲載されている。
2020年学校図書館年に関する国会決議は見送り
学校図書館を考える全国連絡会も賛同していた「2020年学校図書館年決議案」の国会提出に対して、「日本維新の会」より反対があり、決議案提出は見送られた。
日本維新の会から提出された反対理由は、「決議案にある学校司書の配置促進と専任化は公務員の数を増やすことにつながりかねない」「図書館の司書は近い将来、AI(人工知能)にとって代わられる業務と予想されるため、時代にそぐわない」というもので、維新の会としての「学校図書館の抜本的な改革」を追求していくとも回答している。